経済

かりゆし、香港進出へ 年内にも現地法人設立

 【東京】ホテル経営などを手掛けるかりゆしグループ(那覇市、平良朝敬CEO)は初の海外拠点となる香港の現地法人を年内にも設立し、中国人観光客誘致に取り組む。併せて県内契約農家で栽培した県産食材や自社の養豚場で飼育したブランド豚の現地販売の可能性も探る計画。

いずれも中国本土の市場開拓に向けたテスト事業と位置付けている。将来的にはホテルの進出もにらんでいる。
 平良CEOは21日、東京都内で同事業の構想を明らかにし「できれば年内、遅くとも来年初めには現地法人を設立したい」と意欲を語った。
 来年がグループのホテル創業50周年に当たることから検討を進めている。当初3人規模で法人を設立し、徐々に増やす。スタッフは現地採用を計画している。
 平良CEOは「中国本土への入り口として、まずは香港を固めたい。物流と人の流れの両方をマーケティングしたい」と話した。
 同グループの担当者は「沖縄に特化した中国人個人観光客数次査証(ビザ)の効果をまだ、十分に生かし切れていない。これまで県や県物産公社が行ってきた沖縄のプロモーションを民間として積極的に行っていきたい」と話した。
 同グループはさらに、新たな展開として、今年10月に3人規模の福岡事務所を開設する。九州新幹線の全線開通を受けた九州方面の活況などを踏まえ、観光客の取り込みを狙う。
 さらに、福岡を海外観光客誘致の拠点と位置付け、香港事務所との連携を図り、海外観光客誘致を強化する。