社会

インフル、20人が院内感染 糸満市の南部病院

 糸満市の南部病院(中山朝行院長)で10月、患者や職員20人がインフルエンザを発症する院内集団感染が起きていたことが分かった。同院によると集団感染の判明後、最初に感染者が出た病棟への入院と同病棟からの転棟を中止。当該病棟と同じ階にあるリハビリテーション室の使用も1週間中止した。

発症していない職員51人と入院患者8人に抗インフルエンザ薬タミフルの予防投与を実施したという。いずれもA型で重篤患者はおらず、31日までに全員が回復している。
 県内でのインフルエンザ発生は2011年第40週~42週(10月9~29日)にかけ、定点当たり報告数が1・97人、1・81人、2・84人と推移し、流行入りの目安1・00人を超える状態が続いている。警報基準は定点当たり30人。
 同院の浦崎直樹事務部長によると、10月8日に回復期病棟で93歳と82歳、81歳の女性患者3人が発熱し、検査で9日に感染が確定した。同10日に同病棟の看護師1人も発熱後にインフルエンザと判明。集団感染と判断し11日から1週間、同病棟への入院や患者の転棟を中止するなどの対策を講じた。11日に南部保健所に報告した。最終的な患者数は17日時点で20人(患者13人、職員7人)だった。
 浦崎事務部長は「対応策としては手洗いやマスク使用など徹底。今回の反省点としては従来寒い時期に増えるインフルエンザ感染が、寒くない時期に起きたことで、いつでも起こり得ると再認識した」と話した。