【中国】ライブ熱気 心一つに　沖縄観光物産フェア

　「沖縄国際航空物流ハブ事業２周年周知イベントｉｎ上海」３日目の１９日は、沖縄観光物産フェアが上海市古北地区の広場と同市徐匯（じょふい）区の港匯（がんふい）デパートで開かれ、観光、物産の各ブースが出展し、沖縄の三線やエイサーなどの催しが行われた。

　古北地区の会場では、あいにくの小雨が降る中、多くの中国人が各ブースで足を止め、沖縄観光の説明を受けたり、物産を手に興味を注いでいた。また、ステージでは、在上海で沖縄県出身の西原圭佑さんが三線を弾きながら沖縄民謡を披露し、観客らにカチャーシーを手ほどきした。創作太鼓衆「美らさ」は躍動感あふれる踊りと力強い太鼓の音色で観客を引き付けていた。
　中でも、喜納昌吉＆チャンプルーズによるライブは、ひと際盛り上がった。ステージでは、中国人にもなじみのある「花」が演奏され、最後にアンコールが起こると、「ハイサイおじさん」の曲とともにカチャーシーで会場が一体となり、日も暮れて寒くなってきた上海の街が一気に沖縄の熱気に包まれた。
（小谷良太通信員）