政治

来年度「辺野古」予算 計上せず 防衛省、反発を考慮

 【東京】米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画で、政府は14日までに2012年度予算に当初予定していた基本設計費や建設費の計上を見送る方針を固めた。辺野古移設の実現性の見通しが立たない中、県内移設に反対する沖縄側の情勢を考慮。

仮に県側と移設工事について合意できた場合は、予備費などで対応する方針。
 辺野古移設の関連予算は、ことし6月の日米安全保障協議委員会(2プラス2)で日米両政府が再確認した名護市辺野古への代替施設建設を推進するため、日本政府が12年度予算で基本設計費などを初めて計上することを検討していた。
 だが、田中聡前沖縄防衛局長の不適切発言や環境影響評価書の年内提出方針をめぐって沖縄側が反発。事態の悪化を危惧した防衛省が、12年度の予算計上を見送り、引き続き予備費などで対応する方向で調整していた。