政治

住民意見反映を評価 アセス答申

 県環境影響評価審査会が8日、普天間飛行場代替施設建設計画に対して「環境保全は不可能」と答申したことについて、専門家や市民団体から「住民意見が反映された」との評価や「アセスやり直しも盛り込んでほしかった」などの要望が上がった。

 元WWF(世界自然保護基金)ジャパン主任の花輪伸一さんは「オスプレイの後出しなど問題点は指摘しており、全体的によくできた答申だ」と評価。その上で「方法書からのやり直しを盛り込むべきだった。答申が手続きの一つとみなされると、基地建設の結果は変わらない」と危惧した。
 「事業実施区域周辺の海域に重大な影響を及ぼすと指摘した厳しい答申案だ」と話すのは日本自然保護協会の大野正人さん(40)。「できるだけ住民意見を聞く姿勢を反映した結論だ。知事は事業を認めるべきではない」と強調した。
 審査会を傍聴してきた沖縄ジュゴン環境アセス監視団の真喜志好一さんは「研究者が経験や知識に従って出した正しい答申だ。知事はアセスやり直しを求めることができる」と強調した。名護市の稲嶺市政を支える女性の会「いーなぐ会」の浦島悦子事務局長も一定の評価をした上で「基地建設をしないゼロオプションも盛り込んでほしかった」と話した。