社会

オスプレイ事故 10万時間当たり3.99件 海兵隊平均上回る

 今年夏以降、米軍普天間飛行場に配備予定の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの事故率に関して、1999~2011米会計年度の平均事故件数は開発段階も含め、10万飛行時間当たり3・99件であることが分かった。14年にオスプレイが配備される予定の米ハワイ・カネオヘベイ基地での環境影響評価(アセスメント)準備書に示されている。

開発段階が含まれているか不明だが、米海兵隊総司令部は昨年6月、海兵隊全体の平均事故件数を2・46件としており、単純に比較すると、オスプレイが上回る。
 防衛省は昨年、オスプレイについて開発段階も含めた事故率の公表を県が求めたことに対し「開発段階の事故率の比較は、むしろ誤解を招き、安全性への有意な情報が得られるものではない」と提示を拒否。普天間飛行場を辺野古に移設するアセスメントの評価書でも事故率を示さなかった。
 一方、北沢俊美防衛相(当時)は昨年6月、オスプレイの平均事故件数を1・28件と説明していた。
 カネオヘベイ基地のアセス準備書で示された平均事故件数は、死亡者や200万ドル超の損害を出した航空機事故(Aクラス)の件数を比較。飛行時間や事故件数のデータは、海軍安全センターのまとめとしている。
 オスプレイ以外についても1964年度以降、2010年度までの平均事故件数を掲載。CH46中型輸送ヘリ5・74件、CH53E大型輸送ヘリ2・40件、CH53D大型輸送ヘリ7・76件、AV8Bハリアー攻撃機10・29件となっている。
 オスプレイのデータがある、99~10年度(オスプレイは11年度含む)を比較すると、CH46が1・50件、CH53Eが1・81件、CH53Dが4・15件、AV8Bが7・92件で、5機種のうちオスプレイが3番目に高い値となる。
 米国内のテクノロジー専門サイトで昨年10月、オスプレイの事故率算出で米軍が06年3月の事故を対象から除外したとの報道もあり、この1件を含めればオスプレイの事故率はさらに上がる。



琉球新報