社会

チェルノブイリ事故研究者が初来日 きょう那覇で講演会

 1986年のチェルノブイリ原発事故で被ばくの研究をしたベラルーシ共和国のゴメリ医科大学初代学長、ユーリ・バンダジェフスキー氏(55)が初来日し、11日の那覇市を皮切りに全国各地で講演する。10日、本紙の取材に応じたバンダジェフスキー氏は「沖縄でも放射性物質で汚染された食品を食べることで内部被ばくの危険性はある。子どもから放射性物質を遠ざけるよう、食品の放射線測定が必要だ」と指摘した。

 同氏はチェルノブイリ原発事故後、ゴメリ医科大学でセシウム137の人体への影響を調べてきた。
 政府が広域処理する被災地のがれきの対象を放射性セシウム濃度が1キロ当たり100ベクレル以下としていることについて「信頼できない。高いレベルで汚染されたがれきが拡散される可能性は否定できない」と危惧した。
 仲井真弘多知事が岩手、宮城両県のがれき処理の県内受け入れを検討していることについても慎重を期すよう求めた。
 同氏は11日午後2時半から那覇市民会館大ホールで行われる「チェルノブイリの経験から学ぶ」で講演する。当日券1800円。(宮城久緒)