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思いやり予算 提供施設整備に5556億円

 【東京】在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)に関連し、防衛省が県内の米軍施設内で1979年度~2011年度までの33年間で整備した提供施設の件数が4020件、5556億4300万円に上ることが、12日までに琉球新報が入手した防衛省の資料で分かった。

 整備件数で最も多かったのは家族住宅3465件で約9割を占め、整備費は1326億5200万円だった。
 家族住宅1戸当たりの延べ面積は約150平方メートルで、県内の民間地の一戸建て延べ面積の平均75・9平方メートル(08年、総務省統計)の約2倍の広さだった。
 在沖米軍基地で施設整備の対象は嘉手納飛行場や牧港補給地区、普天間飛行場など24基地。提供施設は、駐機場や格納庫などの作戦支援関連施設のほか、病院や学校、銀行などの生活関連施設まで多岐にわたっている。
 防衛省によると、家族住宅は寝室が3部屋ある延べ床面積約145平方メートルの住宅と、寝室が4部屋ある延べ床面積約157平方メートルの住宅の2種類。1戸当たりの建築費は明らかにされていないが、土地代を含まない建築費だけで4500万~5千万円程度に上るとみられる。
 防衛省提供施設課は「日米同盟を機能させる中で、米側の基準に沿って面積や規模を決めている。日米同盟を維持するため合意を踏まえて必要なものに執行しているが、節約にも取り組んでおり、太陽光発電の導入などを進めたい」としている。

英文へ→555.6 billion yen paid towards the maintenance and repair of U.S. military facilities in Okinawa