社会

沖縄の利点生かし支援を 矢ヶ崎氏講演、がれき処理問題点指摘

 【南風原】がれき処理について考えるシンポジウムが17日、南風原町の町総合保健福祉防災センター・ちむぐくる館であり、約200人が参加した。矢ヶ崎克馬琉球大名誉教授が、がれきの広域処理について講演した。

日本の食品汚染の基準がドイツの100倍であることや、放射能に汚染されたがれきの処理基準も高めに設定されていることなどを説明。沖縄の汚染されていない土地では、県内の遊休農地に汚染地の農家を招致するなど沖縄のメリットを生かした支援が必要と指摘した。
 矢ヶ崎名誉教授は、焼却処理について、現地に処理施設を建設することで効率よく処理できるとし、がれきを運び出すと運賃などさまざまな面で問題が起こるとした。
 また、がれき処理の原則的な対応として、処理するのではなく保管することが最良だとした。
 講演後に、福島県から避難してきた女性は「沖縄に避難してきても、またがれきという別の恐怖に追い掛けられるのか」と話し、県内でがれきを受け入れないよう訴えた。