社会

福島の子を久米島に 広河氏ら施設運営 月100人、6月から

福島の子どもたちの受け入れ施設「沖縄・希望21」(仮称)の計画を発表した(左から)平良朝幸久米島町長、広河隆一さん、石井竜也さん=30日、久米島町山城

 【久米島】福島の子どもたちの保養センターとなる「沖縄・希望21」(仮称)の計画発表記者会見が30日、久米島町山城の同センター建設予定地であった。1991年に「チェルノブイリ子ども基金」を設立し、ベラルーシなどに保養所を建設した広河隆一さん(報道月刊誌「DAYS JAPAN」編集長)が代表世話人となり、今回の計画を進めている。賛同人で歌手の石井竜也さん、平良朝幸町長も会見に同席した。

 保養センターは陶芸工房の跡地建物を利用し、宿舎や食堂兼講堂、ワークショップ教室などを整備する。福島からクラス単位で月100人ほど受け入れ、子どもは無料で利用できる。改修工事などを経て、早くて6月から運用される。
 会見で、広河さんは「(県内数カ所を視察し)安堵(あんど)に包まれる雰囲気が久米島にある。将来的には久米島の人々と協力し、法人化で施設運営したい」と語った。
 ライブなどで募った義援金から、今回の計画に2千万円を寄付した石井さんは「(福島の)子どもたちが危険にさらされていることを分かってほしい。この企画は一番日本で必要とされている。いい場所でいい空気吸って、海のブルーを見たら、落ち込んでいた気持ちも変わる」と語った。
 平良町長も「心も体も健康になって帰ってもらえるよう、町も支援したい」と約束した。
 広河さんらは施設運営のための寄付も募っている。問い合わせは「DAYS JAPAN」(電話)03(3322)0233。
(盛長容子通信員)

英文へ→Hirokawa to operate facilities on Kumejima for 100 children from Fukushima