教育

多様な生態系学ぶ 泡瀬干潟で観察ツアー

泡瀬干潟の観察会で貴重な自然を楽しむ親子連れら=8日、沖縄市の泡瀬干潟

 【沖縄】沖縄市泡瀬干潟を観察するツアーが8日、開かれた。親子連れなど約30人が参加し、サンゴ「ヒメマツミドリイシ」の群落や、砂地に生息する棒状のサンゴの一種「ウミエラ」、貝類の生息場や鳥類の産卵場となっている砂州、貝類、海草類など多様な生態系を観察して楽しんだ。

 観察会は昨秋に再開した泡瀬沖合埋め立て(東部海浜開発)事業によって、隣接する泡瀬干潟の生態系が打撃を受けると懸念し、事業中止を求めている泡瀬干潟を守る連絡会の屋良朝敏事務局次長が企画。同会共同代表で写真家の小橋川共男さんがガイドを務めた。
 小橋川さんは「泡瀬干潟は砂州、藻場、サンゴ群落、浅海域など多様な環境が共存している貴重な場所だ。さまざまな生物が一体的に存在することで、陸域からの汚濁を浄化し、外敵から逃れる場所をつくり、豊かな生態系を形成している」と強調。「埋め立て地が完成すれば、この場所にどんな影響を及ぼすか分からない。この貴重な環境がなくならないよう守っていきたい」と話した。