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オスプレイ7月配備 普天間へ前倒し

米軍普天間飛行場への前倒し配備が明らかになった垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ=1月、米カリフォルニア州の米軍ミラマー基地

 【東京】米海兵隊が計画している垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの普天間飛行場への配備について、米側が今年秋としていた配備計画を前倒しし、7月に配備することを日本政府に伝えていたことが24日までに分かった。

複数の政府関係者が明らかにした。MV22オスプレイはモロッコで墜落事故を起こし、事故原因を調査中だが、米海兵隊は調査結果を待たずに配備する。検討していた本州の米軍基地での先行駐機を、受け入れ態勢などに問題があることから断念し、普天間飛行場に直接配備する。安全性を疑問視し、配備断念を求めている県や宜野湾市などは前倒し配備に反発を強めている。
 在沖海兵隊は琉球新報の取材に対し、9月末までに配備する方針を示していたが、具体的な配備時期については「正式な決定は下されていない」と回答を避けていた。だが、実際には日米間の事務レベルの情報交換で米側が配備の前倒しを伝達しており、日本側も容認する方針だ。
 普天間飛行場へのオスプレイ配備をめぐっては、これまで海兵隊の航空計画で決められた2012年10月月に配備されることが明らかになっていたが、米海兵隊は現在普天間飛行場に配備されているCH46中型輸送ヘリコプターの老朽化を懸念しているほか、訓練や運用上の理由から7月配備を決めた。正式な接受国通報は日米間で調整中だが、県議選への影響を避けるため、6月の選挙後に発表されるとみられる。
 米海兵隊は最終的には24機を配備する方針。最初は数機とし、当面12機まで増やすとしている。


英文へ→U.S. Government to deploy MV-22 Osprey to Futenma in July, ahead of schedule