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オスプレイ 普天間へ飛行移動 県内直接配備へ

普天間飛行場に配備予定の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ=2012年1月19日(米時間)、カリフォルニア州サンディエゴ

 【東京】普天間飛行場に配備予定の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイを7月中に那覇軍港に船舶で搬入することを検討している件で、米政府が同軍港で機体の損傷などを確認後、普天間飛行場に直接飛行させる方針であることが29日までに分かった。

那覇軍港から普天間飛行場への飛行経路で複数の自治体を通過する可能性があることから、関係自治体が反発を強めるのは必至だ。複数の政府関係者が明らかにした。
 国民新党の下地幹郎幹事長が普天間飛行場への配備に先立ち、キャンプ富士(静岡県御殿場市)に一時駐機し、先行運用するよう国に求めていることについては、「地元自治体との調整が難しい」などとして、具体的な調整は進んでいない。県内への直接配備が濃厚となっている。
 オスプレイは収納する際、ヘリモード時に上に広がっているプロペラ部分が下向きに閉じるように畳まれ、翼の部分を90度回転させ、胴体部分と水平に向けることができる。
 防衛省幹部は「那覇軍港への輸送の際は、機体が壊れていないか確認する程度で、畳んだ羽根を広げれば飛行が可能になり、そのまま普天間飛行場に飛行していく」と述べた。
 別の幹部は「あらかじめ飛行がきちんとできるものが来るわけで、飛行試験を那覇軍港で行う必要はない」と述べ、本格的な運用に向けた飛行試験は配備される普天間飛行場で行われるとした。下地氏が要望するキャンプ富士への一時駐機について、幹部は「反発が強く調整できる状況にない」と述べるとともに、「調整するにも、配備まで時間がない」とした。
 米海兵隊は普天間飛行場にオスプレイ24機を配備する予定。7月には12機が先行して配備される。