政治

県議選 野党・中道が過半数、仲井真県政に打撃

 任期満了に伴う第11回県議会議員選挙(定数48)は10日、無投票当選が決まった糸満市、宮古島市、南城市の3選挙区を除く11選挙区で投票され、即日開票の結果、野党・中道が現有26議席から27議席に増やして多数を維持した。米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を拒む民意の強さを反映する形となった。

過半数奪取を目指した仲井真弘多知事を支える与党は敗北を喫し、前回選挙の22議席から21議席に後退した。投票率は52・49%と過去最低を更新した。
 与党に近づきつつあった民主も1議席減らしたことによって、議会構成は与党が過半数に届かないことが決定的となった。仲井真県政は、今年が初年度となる第5次振興計画に基づく新たな振興政策の実現や県立病院の独立行政法人化などに向け、難しいかじ取りを迫られる。
 県政与党の自民は、浦添市区で現職の県連幹事長が落選するなど、議席を減らし、仲井真知事の求心力が低下する可能性もある。
 米軍普天間飛行場の返還・移設問題で、名護市辺野古への移設は不可能としつつ、「県内移設反対」を明言しない仲井真知事の政治姿勢に対し、野党側はさらに攻勢を強めるとみられる。識名トンネル工事の虚偽契約問題でも県の責任を厳しく追及することは必至だ。
 党派別当選者の内訳は県政与党の自民が1減の13人、公明3人、無所属5人の計21人。野党は社民が1増の6人、共産は5人を維持、社大は1増の3人、無所属・諸会派7人の計21人。中道は民主が1減の1人、そうぞうが1人を維持、国民新の1人、無所属が3人の計6人。現職は39人、新人6人、前職2人、元職1人。女性は1減の6人。
 自民は浦添の現職が落選したことで議席を減らした。社民は現職5人に加え、豊見城市区で新人が当選。共産は現職全員が再選。公明は現職が当選。民主は1議席減らした。社大は現職2人が再選し、前委員長の前職が返り咲いた。そうぞうは再選、国民新の元職は返り咲いた。


無所属、中道のスタンスで選挙戦に臨み、浦添市区で初当選、万歳する儀間光秀氏(中央)=10日午後10時半すぎ、浦添市仲間の選挙事務所

党派別の獲得議席数


琉球新報