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オスプレイまた墜落 那覇市長、県民大会協議へ

 【米ワシントン13日=松堂秀樹本紙特派員】米空軍の垂直離着陸輸送機CV22オスプレイが13日午後6時45分(日本時間14日午前7時45分)ごろ、フロリダ州ナバラ北部の演習場で訓練中に墜落した。乗員5人が負傷したが容体は不明。空軍が事故原因を調べている。

オスプレイは開発段階から墜落事故が相次いでいるが、在沖米海兵隊はほぼ同型のMV22を米軍普天間飛行場に配備する予定で、県民の懸念は広がっている。事故を受け、仲井真弘多知事は19日にも上京し政府に配備を容認できない考えを伝える方向で調整を始めた。
 第一特殊作戦航空団(司令部・フロリダ州)によると、オスプレイはエグリン射撃場で通常訓練中に墜落。乗員5人が病院に搬送された。米メディアの報道によると、付近を飛行していた対地専用攻撃機A130が事故機を発見した。空軍の事故調査委員会が墜落原因を調査する。
 藤村修官房長官は14日の記者会見で、詳細な原因が分からない限り、配備の前提となる地元説明ができないとの認識を示した。
 仲井真知事は同日、記者団に「(普天間とオスプレイは)危険の二乗だから(配備は)無理だと前から言ってきた」と強調し「無理だと(政府に)言いに行かないといけない」と述べた。
 県市長会長の翁長雄志那覇市長は同日、記者団に、日米両政府がオスプレイ配備方針を転換しなければ、仲井真知事や関係市町村、県議会と配備反対の県民大会開催に向けた協議を開始する考えを示した。普天間飛行場のある宜野湾市の佐喜真淳市長は17日の市民大会後の7月上旬、嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会(三連協)も7月上旬に政府に配備反対の要請行動をすることを決めた。
 CV22は空軍仕様で、2010年4月にもアフガン南部で墜落。普天間飛行場に8月にも配備されるのは海兵隊仕様のMV22だが、基本的構造は同じ。
 森本敏防衛相は14日、ルース駐日米大使と会談し、事故について「大変残念だ。情報はできる限り速やかに知らせてほしい」と要請。ルース氏は「情報が入り次第、共有したい」と述べた。