社会

本紙にJCJ賞 防衛局長暴言報道を評価

 日本ジャーナリスト会議(JCJ)は11日、優れた報道を顕彰する2012年度の第55回JCJ賞に、琉球新報「米軍普天間飛行返還・移設問題取材班」の「沖縄防衛局長の『オフレコ』暴言スクープをはじめとする米軍普天間飛行場移設問題をめぐる一連の報道」など6作品を選んだと発表した。

同賞には約190作品の応募があった。
 大賞には、東京新聞特別報道部の「福島原発事故後に国が設定した許容被曝量を疑問視し、危険を追及した『こちら特報部』の一連の報道」が選ばれた。
 「沖縄防衛局長の『オフレコ』暴言」報道は、普天間飛行場移設に向けた環境影響評価書の提出時期をめぐり、前沖縄防衛局長が昨年11月のオフレコを前提とした記者懇談会で「犯す前に『これから犯す』と言いますか」と発言。本紙は、公共性・公益性に照らし、読者の知る権利に応えるため、報道に踏み切った。
 受賞理由としてJCJは「『オフレコ懇談』の場とはいえ、県民と女性を蔑視し、尊厳を踏みにじる重大発言と捉え報道に踏み切った。ともすれば記者を抱き込もうとするオフレコ懇談の在り方に一石を投じた」と評価した。本紙のJCJ関連の受賞は2010年の「連載『呪縛の行方』を中心とする普天間問題のキャンペーン報道」に続き7度目。