政治

キャンプ・ハンセン、陸自の共同使用急増

米軍キャンプ・ハンセンでの陸上自衛隊の共同使用実績

 2006年の在日米軍再編最終報告で示された米軍キャンプ・ハンセン(金武町など)の陸上自衛隊の共同使用が、2007年度の開始以降、急増していることが22日までに分かった。

07、08年度はそれぞれ2回(2日)、15回(22日)だったが、11年度は102回(52日)と大幅に増えている。さらに米海軍ホワイトビーチ(うるま市)でも11年度から陸自の共同使用が始まった。陸自第15旅団広報が琉球新報の取材に答えた。
 日米の共同訓練は実施していないとしているが、陸自はこれまで、ハンセンで米海兵隊から部隊防護などの名目で訓練の研修を受けていたことも明らかになっており、自衛隊と米軍の緊密化・一体化が進んでいる状況だ。本年度の陸自のハンセン使用は7月末時点で28回(9日)。
 第15旅団によると、11年度から開始したホワイトビーチの共同使用は米軍再編に伴うものではないとしている。11年度は7回(10日)、12年度は7月末時点で23回(20日)使用した。
 ハンセンでの陸自の訓練内容は、行進や、市街地戦闘を含む戦闘、警備、偵察、射撃、爆破などの訓練。ホワイトビーチでは海上、地上での偵察訓練を実施している。
 第15旅団は8月22日にも第15偵察隊が偵察戦闘車両などを那覇駐屯地からホワイトビーチ、ハンセンへ移動させ、地上偵察訓練などを実施した。
 ハンセン、ホワイトビーチ以外に陸自が訓練で共同使用している在沖米軍基地はないという。
 今後、米軍基地の共同使用が増えるかについて同旅団広報は「必要に応じて実施していく」と述べ、見通しを示さなかった。
 06年5月に日米両政府が発表した「再編実施のための日米のロードマップ」はキャンプ・ハンセンを「陸上自衛隊の訓練に使用される」と明記している。
(内間健友)