政治

県、再アセス要請へ 北部訓練場、オスプレイ配備で

 米軍北部訓練場のヘリパッド移設で防衛省が自主的に実施している環境影響評価について、県環境生活部の下地岳芳環境企画統括監は10日、オスプレイ配備に関係する航空機騒音や周辺動植物への影響などに関する環境影響評価の再実施を検討する必要があるとの認識を示した。県議会米軍基地関係特別委員会(新垣清涼委員長)の中で述べた。今後、県は防衛省に対し再実施を要請する。

 北部訓練場のヘリパッド移設について、県は県環境影響評価条例の対象外としている。ただ、移設に伴う環境への影響回避で同省と認識は一致しており、県は「自主的な環境影響評価にしろ、オスプレイの影響を想定した事業者の考えが示されておらず、当然、再実施が必要だ」(下地統括監)としている。
 オスプレイ運用で、米軍が基地外市街地上空をヘリモードで飛行しているのが頻繁に目撃され、日米合意が守られていないとの指摘があることについて、又吉進知事公室長は特別委員会で「そもそも合意事項が『可能な限り』などの文言が付いていて実効性が非常に乏しいのではないかという疑いをしている」と指摘した。
 飛行中に回転翼機がエンジン停止した際、機体が下降する気流で回転翼を自動回転させる「オートローテーション」機能について「(オスプレイは)あるけれども安全に着陸するためには信頼できない。従って別のやり方で安全を確保するという認識をしている」と述べた。ともに前田政明氏(共産)への答弁。米軍の最新鋭ステルス戦闘機F35が嘉手納基地に配備される方針について、又吉公室長は「いかなる機種であれ嘉手納飛行場に、これ以上の負担をもたらすことがあってはならない」とした。その上で「オスプレイのような非常に重大な問題があると聞いておらず、しっかり情報収集していく」と述べ、明確な是非は示さなかった。中川京貴氏(自民)への答弁。

英文へ→OPG to ask Ministry of Defense for a reassessment of the environmental impact of Osprey