政治

オスプレイ事故「件数を過少申告」 米軍事評論家が指摘

カールトン・メイヤー氏

 【米ワシントン11日=松堂秀樹本紙特派員】米軍普天間飛行場に配備された垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて、元米海兵隊大尉の軍事評論家、カールトン・メイヤー氏が8月に自身のウェブサイトで「V22(オスプレイ)のクラスAの事故」と題した記事を掲載し、重大事故に分類されるクラスAの事故について「過少申告されており、1991年以降少なくとも23件発生している」と指摘した。

海兵隊はオスプレイの事故は、死者や200万ドル以上(2009年以降にそれまでの100万ドル以上から分類基準をかさ上げ)の損害が出た事故を「クラスA」、重い後遺症が残るか50万ドル以上の損害が出た事故を「クラスB」などと分類。海兵隊は1991年以降で7件、今回の沖縄配備に伴って公表した2005年10月以降のクラスAの事故を3件としている。
 メイヤー氏は、事故や訓練による過剰負荷で損壊して飛行ができなくなったオスプレイの損害額を算出しなかったり、「地上での事故」と分類したりして重大事故から除外された事例が多数あると指摘。事故件数をまとめている海軍安全センターや国防専門サイト「インサイド・ディフェンス」、米軍機専門サイト「ターゲット・ロック」などで公表されているクラスAに該当する事故を一覧表にまとめた。
 同氏の報告に関する本紙の取材について海兵隊は「分類に事実誤認があり、真実ではない」と否定。これに対し同氏は「第三者機関による調査もせずに海兵隊が独自に事故を分類、申告している。海兵隊の『高い安全性を示す記録』は公正ではない」と反論した。