地域

イグアナ、石垣で野生化 目撃情報も相次ぐ

八重山家畜市場で捕獲されたイグアナ=9日、石垣市の八重山署

 【石垣】石垣市真栄里のJAおきなわ八重山家畜市場で7日、体長1メートルを超すイグアナが捕獲された。野生化したイグアナとみられる。石垣島では野生のイグアナの目撃情報が相次いでおり、環境省石垣自然保護官事務所が調査、捕獲に乗り出している。

 イグアナは7日午前11時ごろ捕獲され、通報を受けた八重山署がいったん引き取り、自然保護官事務所に受け渡した。
 同事務所は、8月24日にも石垣島北部の石垣市立明石小学校で体長約30センチのイグアナ4匹を捕獲した。同事務所は5月に付近でイグアナの卵を確認していて、捕獲した4匹は今年、野生で生まれたとみている。
 イグアナの原産地は中南米や西インド諸島で、もともと石垣島には生息していない。石垣島ではペットが逃げ出して野生化、年中暖かく、イグアナにとって暮らしやすい環境であることから、その後も繁殖を続けていると考えられている。
 環境省はイグアナを要注意外来生物に指定。生態系への悪影響や農作物への被害が懸念されるほか、大きくなるとしっぽで攻撃して人を傷つける可能性もあるという。特に八重山諸島は定着の可能性が高いとして「流通量を増やさないように安易な販売、飼養は控えることが望ましい」と注意を促している。
 石垣自然保護官事務所は昨年から冬場に捕獲事業を行っていて、今年も取り組む予定。真栄里で捕獲したイグアナは事務所内にゲージを設けて飼育し、刺し網を使った捕獲方法を試すという。