社会

「沖縄で怒りさらに」 国外メディア

 【米ワシントン17日=松堂秀樹本紙特派員】米海軍兵による女性集団暴行致傷事件は米大手通信社AP通信が配信したのを皮切りに、米有力紙ニューヨークタイムズ紙や英国営放送局BBCなど各国のメディアでも取り上げられた。

英有力紙ガーディアンは、17日付(電子版)で今回の事件について「人口密集地の市街地の真ん中の普天間飛行場にオスプレイが12機配備され、沖縄の怒りが増幅していた時期に発生した」と説明。「沖縄で米軍の駐留に対する抗議がさらに強まる可能性がある」と指摘するなど、県民の不満や怒りが、今回の女性集団暴行事件でさらに激しさを増すとの見方を示している。
 ニューヨークタイムズ紙は16日付の電子版で、1995年の米兵少女乱暴事件に触れ「米軍人の犯罪が長年の沖縄県民の不満のもとだ」と指摘。「小さな熱帯の島に在日米軍約5万人の半数以上が駐留している」と過重負担に触れた上で、「今回の逮捕が沖縄県民の(反基地への)新たな抗議の輪をつくり出すことになるか否かが、一つの焦点になっている」とした。
 BBCも電子版(16日付)で、今回の事件と、複数の米兵による犯行で共通している95年の少女乱暴事件が米軍基地の整理縮小につながったと説明し、県内の米軍施設を地図と写真で掲載。普天間飛行場が本島北部に移設する計画は住民の反対で行き詰まっていることに触れ「住民は米軍基地の過剰負担に異議を唱え、米軍絡みの犯罪に不満を募らせている」と紹介した。

◆1面などで報道在京紙
 16日の米海軍兵による集団女性暴行致傷事件を受け在京各紙も17日付朝刊で1面や社会面で報道した。
 朝日新聞は1面にトップ記事に次ぐ扱いで報じた。社会面にも関連記事を掲載し、識者らの反応や米兵事件の年表も載せた。読売、毎日、日本経済、東京の各紙も社会面で3~4段の見出しで準トップの扱いで詳細を伝えた。産経新聞は1段見出しの記事で掲載した。