「沖縄は植民地じゃない」 米兵事件で抗議集会


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嘉手納基地内に向かってシュプレヒコールを上げる沖縄平和運動センターのメンバーら=13日、北谷町の米軍嘉手納基地第1ゲート前

 【中部】相次ぐ米兵による事件に抗議するため、沖縄平和運動センターと中部地区労は13日、北谷町砂辺の米軍嘉手納基地第1ゲート前で「女性・男子中学生への暴行事件糾弾!米軍の蛮行を許さない抗議集会」を開いた。加盟労組などから約200人が参加し、フェンスの内側に向かって「沖縄は植民地じゃないぞ」「ノーベース」「ノーバイオレンス」などとシュプレヒコールを上げた。

 中部地区労の池原誠事務局長は「沖縄は戦後、多くの子どもや女性が犠牲になった。基地がある限り事件事故はなくならない。根本解決は基地撤去しかない」と訴えた。同センター副議長の山本隆司沖教組委員長は「米軍基地と共存することはできない。全ての基地撤去を訴えるしかない」と話した。
 同センターは23日にも米軍普天間飛行場野嵩ゲート前でたこや風船を揚げる抗議行動を展開する予定。
 同センターなど県内外の7団体は「オスプレイ配備撤回! 米兵による凶悪事件糾弾! 怒りの御万人大行動」を、12月16日に宜野湾海浜公園屋外劇場で開催する。今月20日に実行委員会準備会を開き日時を正式に決定する。1万人以上の規模を目指す。