第3回沖縄チャンプルー博覧会(同実行委員会主催、琉球新報社共催)が11日、開幕した。2月28日までの期間中、自然、文化、食などさまざまな地域資源を体験できる計105のプログラムが県内各地で繰り広げられる。
沖縄市一番街のおやかわ呉服店では同日、「1日でマスターする粋なユカタ講座」(無料、期間中毎週金曜開催)があった。店主の妻の親川宏美さんが、きれいで疲れない浴衣の着け方を指南した。参加した琉球大2年次の高屋優さん(21)、山里カズミさん(19)の2人は初の浴衣体験。受講後、「上手になった。ことしの夏は自分で浴衣を着けて祭りに行きたい」と喜んだ。
うるま市の勝連城跡では「うるま~い」と名付けた散策ガイドツアーがあった。参加者は中城湾を一望する眺めに驚き、身近にある世界遺産の魅力を再発見していた。市史跡ガイドの会のボランティアが、城に四つの水源があったことや、埋まった石が正門跡であること、敷地内の階段が敵の侵入を防ぐためにカーブしていることなどを説明した。沖縄市の鈴木善雄さん(68)は「これまで何度か来ているが、ガイドの話があってよかった。時代によって石積みの形が違って面白い」と話した。
各プログラムの日程や詳細はイベントホームページで確認できる。