【中国時報】日系企業幹部が軟禁 規則改定に従業員反発


社会
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 上海にある日系企業・上海神明電機で18日、就業規則に反発した従業員約千人が工場を包囲した。日本人10人を含む幹部が軟禁され、翌19日深夜、警官隊に救出されるという事件が起こった。

同社は神明電機の子会社で、通信機器などのスイッチを生産している。
 イギリスBBCによると、神明電機は合弁企業であった中国企業の株買収に伴い就業規則を改定。これに反発した従業員が18日朝から工場を包囲したため、日本側の要請に応じ、19日午後11時半、現地の警察隊が突入した。
 改定された就労規則とは、遅刻に対し罰金を科すなど49条に及ぶ。軟禁された幹部には、上海神明の田村英昭社長も含まれていた。
 幹部の1人は軟禁中に高血圧の発作を起こし、一時意識不明の重体となった。