東京要請行動 「差別への抗議」 海外メディアも報道


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 【米ワシントン28日=松堂秀樹本紙特派員】オスプレイ配備や米軍普天間飛行場の県内移設に反対する東京要請行動は、海外のメディアでも報じられた。

AFP通信は「ワシントンと東京が、台頭する中国に対して軍事同盟を拡張しようとする中、沖縄のリーダーたちによる抗議活動が催された」とし、在日米軍の過剰負担という「差別」に対する抗議だったことを伝えた。
 米ニューヨークのニュース専門サイト「RTTニュース」は、日本メディアの報道を引用しながら「沖縄が日本に返還された1972年以降、超党派による最大の要請行動だった」と紹介した。
 米軍の準機関紙「星条旗紙」は、今回の東京要請行動について「オスプレイに対する怒りは、長年にわたる米軍の過剰な存在や米軍機の過密飛行に対する不満の表れだ」と指摘。米軍普天間飛行場を名護市辺野古に移設するとした現行計画については「安倍政権はいつごろ埋め立て承認申請をするか示していない」と現状を説明した。