知事・首相会談は”密室” 県、原則公開も今回は国に賛同


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 安倍晋三首相が来県して2日に予定する仲井真弘多知事との会談は、那覇市内のホテルで、冒頭以外、非公開となった。県はこれまで閣僚との会談を原則公開としてきたが、首相側の要望に応じた。非公開としたことに県は「総理と知事がしっかりと意が通じるためにはむしろ非公開がいい」(県幹部)と賛同している。

 民主党政権下の首相とはいずれも県庁で会談した際には、報道陣に全部公開した。
 今回、昼食を挟んで約1時間会談。県と首相側からの出席者も限定する方向だ。
 来年度の沖縄振興予算が決まり、首相訪米を控える中、普天間飛行場の辺野古移設を進めたい首相と、知事の会談が”密室”で行われることで、やりとりをめぐる憶測が飛び交ったり、移設を進める政府の口実に会談が利用されるとの懸念も上がりそうだ。
 安倍首相は2日朝に沖縄入り。国立沖縄戦没者墓苑を参拝し、知事と面談。沖縄科学技術大学院大訪問後、嘉数高台から普天間飛行場を視察し、第11管区海上保安本部で激励した後、同日夕、帰任する。