2月議会が開会 知事「県外移設を強く求める」


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 県議会(喜納昌春議長)2月定例会が26日、開会した。仲井真弘多知事は6988億円となる2013年度県予算や副知事選任などを提案した。知事は13年度施策の中で、米軍普天間飛行場移設・返還問題について「地元の理解が得られない移設案の実現は事実上不可能だ。政府に対し、日米共同発表を見直し、県外移設に向け取り組むよう強く求めていく」と述べた。

 政府は普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた知事への公有水面埋め立て申請に向けた作業を本格化させており、2月定例会は県の姿勢について論戦が繰り広げられるそうだ。
 副知事選任の同意議案は、上原良幸、与世田兼稔両副知事の後任として、高良倉吉琉球大教授と川上好久総務部長の起用に同意を求める。
 冒頭、24日に急逝した議会運営委員長の故前田政明県議に対し、全員で黙とうした。
 2月議会の会期は3月29日まで。代表質問は2月28日、3月4日の2日間、一般質問は3月5日~8日までの4日間。
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