上間菓子店 豊崎に新社屋・工場


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新社屋・工場の落成を祝いテープカットする上間政博社長(右から3人目)ら関係者=8日、豊見城市豊崎の上間菓子店

 【豊見城】乾燥梅の「甘梅一番 スッパイマン」などを製造・販売する上間菓子店(上間政博社長)の新社屋・工場が豊見城市豊崎に移転し、8日落成式典が開かれた。県内外から約200人が参加し、新社屋・工場の完成を祝った。

 上間社長は「新工場は製造工程が見学できるようになっており、商品販売する売店やカフェも整備予定だ。気持ちを新たにサービスの向上を図り、愛される商品作りと新たに観光客誘致に取り組みたい」と意気込みを語った。
 新社屋は約5280平方メートルの敷地に「スッパイマン」のイメージカラーの黄色と赤を基調にした2階建て。1階が工場、2階が製造工程の見学スペースとなっている。年内に一般公開を開始する。南風原町兼城の前社屋から移転し、1日から稼働した工場では「スッパイマン」のほか10種類を製造しており、1日当たり「スッパイマン」2万~3万袋の生産が可能という。
 式典で上間信治会長は「県産品としての誇りを持ち、県外の販路拡大を図りたい」とあいさつした。豊見城市の宜保晴毅市長、南風原町の城間俊安町長も駆け付け、祝辞を述べた。