【中国時報】進む所得の二極化 格差は5・55倍が6・04倍に


社会
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 政府主計処が先ごろ発表した調査報告書によると、2005年は低所得者層の人数の増加と収入の減少が認められる一方、高所得者層の年収が平均で5万元(約18万円)増加するなど、いわゆる所得の二極化が進みつつあることがわかった。
 最低所得者層の平均年収では、6年前の31万元(約110万円)から29万元に減少。この層に次ぐ低所得者層では、57万元(約205万円)から55万元(約198万円)に減少した。一方、最高所得者層では、6年前の174万元(約626万円)から179万元(約644万円)に増えている。
 低所得の世帯数も増加の傾向にあり、2000年の6万6467戸から、昨年第34半期の8万6702戸と大幅に増加。所得格差も2000年の5・55倍から2005年は6・04倍に拡大した。