政治

知事と名護市長、政府案修正を要求 普天間代替

 久間章生防衛相は14日夜、上京中の仲井真弘多知事、島袋吉和名護市長と都内で懇談し、普天間飛行場の移設問題について意見交換した。久間防衛相は普天間代替施設の政府案(V字形滑走路案)を基本に環境影響評価(アセスメント)を実施し、その中で必要があれば修正は可能との認識を示し、アセスの実施に向けた沖縄側の理解を求めた。仲井真知事、島袋市長は普天間飛行場の危険性除去や政府案の修正などを要求。アセス受け入れには慎重な姿勢を示した。

19日に開催予定の普天間飛行場移設措置協議会の第3回会合の議題は調整中だが、懇談でのやりとりを軸に協議されるものとみられる。
 関係者によると懇談で久間防衛相は、沖縄側から政府案の修正要求が出ていることについて「米側に修正を求めれば信頼関係を損ねる恐れがある」と現時点での修正に難色を示し「環境アセスを実施し、その中で修正することはできる」との考えを伝えた。
 仲井真知事は、普天間飛行場の「3年内の閉鎖状態」が自身の選挙公約であることを強調しながら、政府側の対応を要望。島袋名護市長は北部4首長の確認事項を踏まえて政府案の修正を要求。「滑走路を浅瀬側に移せば工事は早く進むし、潮流の影響も少なくて済む」などと述べた。
 「3年内閉鎖」について久間防衛相は具体的に言及しなかった。仲井真知事、島袋市長は「政府案を修正し、その上でアセスを実施してほしい」として、現時点のアセス受け入れに消極的な考えを示したという。
 この日の懇談は新年会や防衛省昇格を祝う名目に非公式で開かれた。防衛省、県、名護市の事務職員の参加はなかった。