将棋の心 手ほどき 田中九段「達人まねて」


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子どもたちを指導する日本将棋連盟の田中寅彦専務理事(九段)=10日午後、宜野湾市立長田小学校

 【宜野湾】沖縄を訪れている日本将棋連盟専務理事の田中寅彦九段が10日、宜野湾市立長田小学校で同校将棋部の児童や中高生らに将棋を指導した。田中さんは400年前の将棋の名人の作法に触れながら、駒の並べ順や、指し手、投了して駒をしまうまでの“流儀”を中心に指南した。

 田中さんは「強くなる一番の基本は、うまい人の手を覚えること。実際自分の手で再現してみることが大切」とアドバイス。「負けたときは『負けました』としっかり言えることも大事。失敗を認め前に進むことも大切にしてほしい」と述べた。