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西原ファーム加工品販売所が好調 島野菜用い新商品続々

シマナーソフトクリームとニガナ天ぷらをPRする西原ファーム加工品販売所のスタッフら=5日、JAおきなわ西原支店前

 【西原】西原町やJAおきなわ、町商工会などでつくる町耕作放棄地解消対策協議会が立ち上げた農業生産法人西原ファーム(玉那覇純教代表)が、同町役場に併設する加工品販売所で、島野菜を使った商品を精力的に開発し売り出している。

開店から約4カ月で販売所の売り上げは2倍超。同ファーム加工担当の新川潤取締役部長は「ニガナの生産が今のペースでは間に合わない。急いで増やしたい」とうれしい悲鳴を上げている。
 販売所ではオープンした2月からシマナーを使ったサーターアンダギー(50円)と、ニガナジュース(100円)の2商品の販売を始めた。5月末にはシマナーのソフトクリーム(110円)と、ニガナ天ぷら(35円)を発売している。
 アンダギーは多い日で1日約400個を売り上げる。県内でも加工品としての活用が少なかったニガナのジュースは、100%パイナップルジュースと混ぜ、飲みやすくすることで1日80杯ほどが飲まれている。
 ソフトクリームは、本来の甘みとシマナーの風味がうまく共存。大人も子どもも親しめる味に仕上げた。天ぷらはニガナの千切りが7、タマネギ3の割合にし、食感を楽しめるかき揚げ風にした。1個35円と安値で、夕食のおかずにまとめ買いする客も多いという。
 新川部長は「ニガナのジュース、天ぷらが好調で、1日で使うニガナは当初2キロほどだったのが、今では8~10キロに増えた」と説明。加えて「夏に向け、ジュースやソフトクリームの売り上げが伸びそうだ。特にニガナが今の植え付け面積では間に合わないので、生産を増やしたい」とし、目指す耕作放棄地解消と、島野菜の消費拡大が順調に進んでいる様子だ。
 販売所の売上高も「1日1万円ほどだったのが、6月の時点で2万5千円に増えた」という。商品開発に接客にと、多忙な新川部長だが「今後も新商品をどんどん作っていきたい」と意欲的だ。(普久原裕南)



琉球新報