【東京】沖縄市の米軍基地跡地にあるサッカー場からベトナム戦争時に枯れ葉剤を製造していた米大手企業の社名が記されたドラム缶が相次いで発見された問題で、ドラム缶から環境基準値を超えるダイオキシンなどが検出されたことが23日、防衛省の調査で分かった。
複数の防衛省関係者が明らかにした。ただ、防衛省は今回の調査結果で、ドラム缶に枯れ葉剤が入っていたかどうかは断定できないとし、引き続き調査を続ける方針。
沖縄防衛局は24日、県と沖縄市に調査結果について報告し、公表する。
防衛省関係者によると、ドラム缶からは環境基準を超えるダイオキシンなどが検出されたが、枯れ葉剤の原料のうちで検出されていない物質もあるため断定できないとした。