夏の甲子園開幕 沖尚、爽やか行進


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 第95回全国高校野球選手権大会は8日、午前9時から兵庫県西宮市の甲子園球場で49代表校が参加して開会式を行った。今大会から準々決勝翌日に休養日が設けられ、15日間の熱戦が幕を開けた。

 真夏の晴天の中、4万人の観衆を集めた開会式では前回大会優勝校で史上7校目の夏の大会連覇を狙う大阪桐蔭高を先頭に、帯広大谷高(北北海道)から沖縄尚学高まで出場校が北から南の順で入場行進した。
 選手宣誓では帯広大谷高の杉浦大斗主将が「長い歴史の中でさまざまな困難を乗り越え、本当に多くの先輩方が夢、感動、勇気を与えてくれました」と思いをはせ、「高校生らしく爽やかに、すがすがしくプレーすることを誓います」とかみしめるように話した。
 春の選抜大会に引き続き甲子園の土を踏んだ沖尚の具志堅秀樹捕手は「春とは違う雰囲気があった。たくさんの応援を力にして、まずは1勝を目指したい」と決意を語った。比嘉公也監督は「生徒たちに伸び伸びとプレーさせたい」と初戦を見据えた。
 沖尚は大会第4日の11日、第2試合(午前10時半開始予定)で京都代表の福知山成美と対戦する。