社会

伊江村で1日に牛3頭早産 オスプレイ騒音影響か

 【伊江】伊江村議会9月定例会一般質問で18日、名嘉實村議が6月28日に同村西崎の酪農家で乳牛3頭が早産し、母牛2頭が死んだことを挙げ「オスプレイの騒音が原因ではないか」と指摘した。

防衛局の測定で同月27日に95デシベル、5、6月の2カ月間は80~100デシベルの騒音がそれぞれ50回以上確認されていた。専門家は因果関係が明確でないとしながらも、騒音によるストレスが牛にあった可能性を指摘している。
 名嘉村議によると、早産があった酪農家は伊江島補助飛行場のフェンスから約600メートルの位置にあり、西崎区の酪農家のうち最も飛行場に近い。伊江村役場の確認では6月3~13日の8日間にオスプレイが少なくとも138回離着陸した。牛の出産は予定日の1週間前後が正常だが、早産した牛は4~24日早かった。
 名嘉村議は「オスプレイの低周波は人体に影響があるとされる。低周波測定器の設置を防衛局に求めるべきだ」と指摘した。役場は因果関係が不明とした上で「騒音被害がある場合は強く申し入れたい」と答えた。
 一般的に出産前の家畜は神経質になり、環境の変化に敏感という。県内各地で騒音測定調査を行う琉球大の渡嘉敷健准教授は因果関係が分からないとしながら「牛舎は遮音されず、直接低周波が伝わることも考えられる。牛にストレスがかかった可能性は考えられる」と話した。