朝の散歩で健康に 名護市「さわやか万歩計」


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心と体の健康づくりに役立っている「さわやか万歩計」の仲間たち=17日、名護市陸上競技場

 【名護】毎朝6時半に名護市陸上競技場に集まり、朝一番のウオーキングを楽しむ人たちがいる。サークル「さわやか万歩計」(山城善信会長)は会員のほとんどが女性で、生活習慣病をきっかけに運動を始めた人や地域のつながりを求めて参加する人も。30年以上続くサークル活動は心と体の健康づくりに役立っている。

 午前6時半ごろからラジオ体操をはじめ4種類の体操をこなし、気の合う仲間同士、競技場内をマイペースで歩く。ウオーキングだけでなく月に1度の模合もある。50代から80代まで年齢層も幅広く、沖縄の伝統行事を教えるなど地域の連携にも役立っている。
 最古参の伊良波千枝さん(80)は50代の時に糖尿病と診断され、ウオーキングを始めた。「若い人からパワーをもらっているよ」と元気に語る通り、病状も悪化せず毎日率先してウオーキングを楽しむ。
 5年おきに目標を決めており「次は85歳まで頑張る」とほほ笑む伊良波さんは「休むと気になる」「負けないように」とみんなの目標にもされる。
 田仲英子さん(64)は「水泳などいろいろやったが長続きせず、楽しそうなので参加した」という。ウオーキングだけでなく仲間とのゆんたくも魅力の一つ。陸上競技場をはじめ名護市は無料で開放される施設があり「参加しないのは損」と話した。
 「さわやか―」は誰でも参加可能で、毎朝、名護市陸上競技場で午前7時半ごろまで活動している。