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名護岳の魅力発信 ガイド養成12人参加

散策道の周囲にある植物について岸本林さん(左端)の説明を聞く参加者=20日、名護岳

 【名護】名護市の市街地から車で数分の距離にあり、本格的な森の散策が楽しめる名護岳を活用した観光商品開発に向け、名護市観光協会の「名護岳周辺ガイド養成講座」が18日から3日間、名護岳であった。

ガイドを目指す12人が参加して、草花や小動物の観察、先人の生活跡などを巡った。観光協会は「四季の花が楽しめる名護岳と市街地を組み合わせた滞在型観光にしたい」と話しており、2014年からの本格ツアー開催を目指す。
 講座はやんばるエコツーリズム研究所(国頭村安田)の中根忍代表と名護市文化財保存調査委員長の岸本林さんを講師に行われた。中根さんが森をフィールドとする際の危機管理など運営面を指導。岸本さんが2日間にわたり、名護岳を案内した。
 散策道では、巣を張らず地面に穴を掘って暮らすキムラグモや古い植物の形態を残すセンリョウなど「生きた化石」と呼ばれる自然について岸本さんから説明を受けた。
 観光協会はガイド養成後、名護青少年の家や名護城中央公園と連携し、登山道整備を行う予定。下山後はオリオンビール工場など名護岳周辺の観光施設へ誘導する計画だ。
 講座に参加した比嘉かよ子さん(52)は「珍しい植物や食べられるものもあり、楽しめた。クワズイモの葉を傘代わりにするなど昔の人の知恵は新しい発見でもあった。楽しみながらそうした発見を伝えていきたい」と話した。



琉球新報