社会

コロニー大賞に我如古さん 障がい者率い音楽活動

オリジナル曲「仕合わせのウムイ唄」の歌詞「私たちも頑張りますから諦めることはしないでください」を歌い、喜びを表す我如古盛健さん=11日、うるま市石川

 自立への努力が顕著で社会・文化・芸術活動が活発な障がい者に贈る「第18回沖縄コロニー大賞」(同実行委員会主催)の最終選考が11日、那覇市のザ・ナハテラスで開かれ、異なる障がいのある人たちが音楽活動をするバンド「ケントミファミリー」の代表・我如古盛健さん(57)=うるま市=が大賞に選ばれた。

贈呈式は12月9日の「障害者の日」に行われる。
 我如古さんは学生時代、相撲や柔道で国体などに出場し活躍。だが44歳のとき、筋力が衰えていく病「神経原性筋萎縮症」の発症を知った。
 その後、音楽活動を始め、乳がんの再発と向き合う比嘉富子さんと「ケントミ」を結成。昨年、比嘉さんの他界で活動を一時休止するも「ケントミファミリー」として再出発した。現在は聴覚障がいや脳性まひのある人など約30人を率いて県内外でライブをしている。ことし4月には特定非営利活動法人(NPO)を設立した。
 選考理由について高嶺豊委員長は「障がいのある方やその家族の生き方の模範になる」と評価した。
 我如古さんは、「今が一番幸せ。県外、海外などできるだけ外に出ていきたい。いつかは(活動が)できなくなるので、できるところまで頑張ります」と病と向き合いながらも活動を広げる決意を新たにした。



琉球新報