参院選1票の格差 「違憲状態」 福岡高裁那覇支部 無効請求は棄却


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 「1票の格差」が最大4・77倍だった7月の参院選は憲法違反だとして、那覇市在住の林朋寛弁護士が選挙無効を求めた訴訟で、福岡高裁那覇支部(今泉秀和裁判長)は17日、「違憲状態」との判断を示し、無効請求については棄却する判決を言い渡した。

 7月の参院選をめぐり、これまでに広島高裁岡山支部が「違憲・選挙無効」の判決を出したほか、高松高裁、札幌高裁、広島高裁、名古屋高裁金沢支部で「違憲状態」の判決が出ている。
 弁護士グループは全47選挙区の無効を求めて全国14の高裁・支部に訴訟を起こしており、26日までに判決が出そろう。
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