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「チーム 日本一に」 なでしこ、ベガルタ仙台・嘉数

なでしこリーグの頂点を目指して練習に励む、ベガルタ仙台レディースの嘉数飛鳥=宮城県仙台市

 女子サッカー・プレナスなでしこリーグのベガルタ仙台レディースで、県出身の嘉数飛鳥が活躍している。巧みなドリブル技術と健脚を生かし、MFとして攻撃的な役割を担う。2013年は同リーグ第1節で決勝点を決めてチームに白星をもたらした。

沖縄から遠く離れた仙台でサッカーに打ち込む24歳は「このチームで日本一になることが目標だ」と瞳を輝かせる。
 友人の誘いを受けて小学校のころにサッカーを始めた。もともとは野球に興味があったと言うが、「得点したり、アシストしたりするのが楽しい」とサッカーの魅力に取りつかれた。中学時代は琉邦クラブに所属し、卓越した攻撃力でチームの勝利に貢献した。
 より高いレベルのサッカーを求めて、高校は鹿児島県の強豪校・鳳凰に進学した。厳しい練習が続く日々に「何度も辞めようと思った」と振り返る。それでも「一度決めたことは最後までやり通す」という母親の教えを胸に、サッカーに打ち込んだ。高校時代にはU―17の日本代表に選ばれて、国際大会で優勝を経験した。
 短大卒業後になでしこリーグでプレーを始めた。選手のレベルの高さを肌で感じ、「もっとうまくなりたいと思った」と語る。得意とするプレーはドリブルで、「ドリブルから流れを変えたり得点したりできる選手になりたい」と目標を掲げる。
 昨年5月に右膝の靱帯(じんたい)を負傷して、シーズンの後半戦は戦列から離れた。現在は復帰に向けて調整しており、「前よりもテクニックを上げたい」と貪欲に練習に打ち込んでいる。「チームが日本一になるときに試合で活躍したいし、チームにとって必要な存在になりたい」。リーグの頂点を見据え、力強く語った。(平安太一)



琉球新報