政治

「永田町の民意もある」 防衛政務官、辺野古で発言

木原稔防衛政務官

 【東京】防衛省の木原稔政務官は22日、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を断念するよう求めた照屋寛徳社民党衆院議員ら県選出・出身の野党国会議員の要請の場で、「私も政治家なので民意は大事にしなければならないと思っている」とした上で、「永田町の民意で言うと、自民党が多数派で野党は少数派だ。(名護市長選で敗れた)末松文信さん側も少数派だが、小さな声にも耳を傾けねばならない」と語った。

木原氏との会談後、照屋氏らが記者団に明らかにした。
 赤嶺政賢衆院議員(共産)は「永田町の民意が沖縄の民意を超えるというのか。実際に基地被害を受けているのは誰だ」とその場で抗議した。同席した玉城デニー衆院議員(生活)らも発言に疑問を呈した。
 木原氏は19日に行われた名護市長選について「結果は4155票差で、割合でいうと56対44ぐらいだ」と具体的な数字を挙げて「小さな声にも耳を傾けねばならない」と述べ、移設推進を掲げて敗れた末松氏の主張に理解を示した。
 また「今回の選挙結果は直近の民意だが、同じように選挙で選ばれた仲井真弘多知事の埋め立て承認も民意の一つだ。そういうことを踏まえ、丁寧に議論せねばならない」と語った。
 本紙の取材に対し木原氏は「『永田町の民意』でなく、『国会の民意』だと言った。国会では自民党が多数派で野党が少数派だが、一般論として少数の民意も尊重しなければならないという正しいことを話しただけだ」と釈明した。
 名護市で移設に反対する稲嶺進氏が再選された民意について赤嶺氏らが見解を求めたのに対し、木原氏が「国会の民意」を持ち出したことに議員らは反発した。