「調べたよ」目輝かす 新報サイエンスクラブ発表会


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28の個人・団体の研究成果が一堂に集まった「新報サイエンスクラブ」の発表会=25日午後、那覇市泉崎の琉球新報ホール

 県内の小中学生が取り組む、沖縄の自然や動植物についての研究を支援する「新報サイエンスクラブ」(琉球新報社主催、一般財団法人沖縄美ら島財団共催)の発表会が25日、那覇市の琉球新報ホールで開かれた。児童生徒は「調べるほどたくさんのことが分かった」と生き生きと話し、目を輝かせた。

 発表会では、支援を受けて研究した28の個人・団体が成果をまとめた紙や資料を並べ、集まった約170人の参加者に向かって自分の言葉で発表した。
 座間味村立慶留間小3年の前田涼華さんは、ケラマジカの足跡の深さと歩幅について発表。写真や調査をまとめた表を見せながら「大きいシカの方が小さいシカより足跡は深くなり、歩幅も大きくなることが分かった」と発見をうれしそうに話した。
 支援を受けた個人・団体は発表後に修了証書と記念品が贈られた。