社会

世界が沖縄支援 OKINAWAへ海外識者メッセージ(1)

オリバー・ストーン氏(左)と共に昨年夏に来沖し、普天間飛行場を視察したピーター・カズニック氏=2013年8月

◆ピーター・カズニック氏(アメリカン大教授)
 映画監督のオリバー・ストーン氏やピース・フィロソフィーセンターの乗松聡子代表と、昨夏に沖縄を訪ねた際、並外れた人生経験を持つ人たちから親切で寛大な迎えを受けた。その中には政治家やその経験者もいたが、中でも鮮明に記憶に残っているのが稲嶺進名護市長と大田昌秀元知事だ。

 バックボーンや信念のない政治家は、あまりにも頻繁に権力や公共事業のために選挙民との「約束」を売り渡してしまう。つい最近、仲井真弘多知事がそうしてしまったように。だが私たちは稲嶺氏や大田氏はそうでないとすぐに分かった。彼らは誠実で情熱的に沖縄の人々のことを気に掛けていた。そして辺野古移設をやめるために現在繰り広げられている闘いは、沖縄だけでなく世界中の社会正義のためだということを理解していた。
 私はワシントンに帰ってからもずっと沖縄の動向を追ってきた。先の名護市長選で移設阻止を訴えた稲嶺氏が再選したのは最も大きな喜びだ。稲嶺氏は地球の至る所に浸食する米軍基地に抵抗する、世界の勇敢な人々の「顔」となった。
 チャルマーズ・ジョンソン(国際政治学者)が述べたように、米国は自国領の外に700~1000もの基地を置く「基地の帝国」を築いた。そして軍事主義に基づき、紛争に次ぐ紛争を過去70年繰り返してきた。多くの人々はもめ事の解決には別の方法が必要だと信じている。爆撃と侵攻は機能しなかった。沖縄を基地で汚染したとしても、日本や米国の人々を安全にすることはない。実際はその逆の影響を及ぼすだろう。
 沖縄の人々へ。今後も誇り高く勇敢であり続け、あなたたちは孤立していないことを知ってほしい。世界の友人は皆さんの英雄的な闘争を広げようと、できる事を全てする。稲嶺氏や大田氏のようなリーダーがいれば、成功への望みは残っている。
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 海外の著名な文化人や識者29人が7日、普天間飛行場の辺野古移設に反対し、即時閉鎖・返還を求める声明を発表した。識者らが県民に寄せたメッセージを翻訳で紹介する。
(随時掲載)
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 ピーター・カズニック アメリカン大教授(歴史学)、「オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史」共著者。
英文へ→Messages from intellectuals overseas to Okinawan people