豊崎で公道レース 2015年度中の実現目指す


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 沖縄モータースポーツ振興協会の田澤一也理事長は2日、2015年度中に県内での公道レース開催を目指すと発表した。那覇市内で開いた設立記念式典で明らかにした。田澤理事長や出席した県関係の国会議員によると、実現に向けた法案提出が自民党内で検討されているという。実現すれば国内初の公道レースとなる。

 田澤理事長によると、想定する開催場所は豊見城市豊崎の美らSUNビーチ周辺道路。スーパーGTと呼ばれる自動車レースのエキシビションマッチとして開催する予定だ。コース全長は約1・6キロ。昨年12月、同所で開いたレーシングカー参加のパレードに約1万2千人の来場があったことから、2日間の公道レース開催で約8万人規模の来場を見込んでいる。成功すれば、公式レース誘致も検討するという。
 田澤理事長は「人材育成や雇用、観光誘客の面で沖縄に貢献できると考えている。公道レース成功後は、県内にサーキットが造れるよう目指したい」と目標を語った。式典には約500人が参加し、470人が会員となった。

沖縄モータースポーツ振興協会の設立を祝う関係者=2日、那覇市の沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ
田澤 一也理事長