土建部長「不適合と判断できない」 県議会辺野古百条委


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
証言をする當銘健一郎土木建築部長=20日午前、県議会

 県議会の調査特別委員会(百条委員会)2日目の審議が20日午前始まった。証人尋問で當銘健一郎土木建築部長は、環境生活部が昨年11月29日に出した「周辺の生活、自然環境の保全への懸念が払しょくできない」との意見に対し、「懸念が払しょくできないということのみを持って不適合とすることはできないと判断した」と証言した。

 さらに、當銘氏は判断理由について「できる限りの環境保全措置が講じられているということから、適合と判断した」と説明した。新垣清涼氏(県民ネット)への答弁。山城毅農林水産部長の証人尋問も同時に行われている。
 百条委は19日、強制力を伴う調査権限で県の関係部署と知事との調整メモなどを県に請求した。県側は20日午前、知事が昨年末に上京した際に面談した県幹部の一覧などの資料を出した。
【琉球新報電子版】