数検準1級、中2の新垣君合格 高3レベル県内最年少


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「数学の勉強は積み重ねが大事」とほほ笑む新垣辰昂君=24日、浦添市沢岻の昭和薬科大学付属中学校

 昭和薬科大学付属中学校2年の新垣辰昂(しんがきたつあき)君(14)がこのほど、実用数学技能検定(数検、日本数学検定協会)の準1級に合格した。準1級では、高校3年程度の問題が出題され、中学2年での合格は県内最年少。

 昨年10月、計算問題中心の1次試験に合格したが、記述問題の2次試験は惜しくも不合格。ことし2月、再び2次試験に挑んで見事合格した。「難しかったが自信はあった。記述問題の4問中3問は完璧に解けた」と胸を張る。
 3歳からそろばんを習い始め、珠算・暗算ともに10段の腕前を持っている。小学3年の時、算数の問題を方程式で解く楽しさを知り、数学の魅力に引き込まれていった。
 現在は野球部と両立しながら数学専門塾に通い、高校1年のクラスを受講している。
 「暗記系の科目は苦手」と、はにかむが、数学が好きな理由に「いろんな解き方があっても同じ答えにたどり着くところ」を挙げる。
 将来の夢は医師。「中学在学中に1級の取得を目指したい」と意気込んでいる。