ヘリコプター着陸帯新たに完成 高江


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新しく完成した新着陸帯N―4・2

 【東】米軍北部訓練場の一部返還に伴う東村高江のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)移設工事で、沖縄防衛局は9日、高江集落に最も近いN―4・2地区の着陸帯の工事が「3月末までにおおむね完成した」と明らかにした。

本紙の質問に答えた。同工事による新設が予定されている6カ所のうち、今回で2カ所の着陸帯が完成した。Nー4地区の着陸帯は全て完成した。
 一方、防衛局は移入動物侵入防止柵など、着陸帯周辺の工事については完了していないことを認めた。米軍側への提供は関連工事の完了後になると回答した。
 3~6月はノグチゲラなど野鳥の営巣期間として、工事を中断していることから、関連工事は7月以降に再開されるとみられる。
 N―4地区の着陸帯完成について、高江に住む森岡浩二さん(45)は「住民の反対する気持ちは変わらない。県民も住民も納得していない」と憤った。