RAC5機更新へ 来年度以降、50人乗りに拡充


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 琉球エアーコミューター(RAC、那覇市、伊礼恭社長)は、国と県による航空機購入費補助を活用し、2015年度以降に機材5機を更新することが11日、分かった。今月末にも機種を選定する。39人乗りの機材を50人乗りに変更する方向で検討する見通し。県内離島の利便性や貨物輸送量の増加などが期待される。

 RACは現在、1997年1月以降に導入した39人乗り4機、50人乗り1機の計5機を運航している。5機とも更新時期を迎えたことを受け、機材を購入する。国が75%、県が25%を補助するが、総額は機種が決まった後に確定する。
 県交通政策課は補助について「採算性の低い離島航空路線の安定的な維持、確保を図る。また、離島住民の生活の安定と向上、地域振興につなげたい」と話している。
 国と県による航空機購入補助を活用した例では、第一航空(大阪府)が総事業費19億7千万円で2機を購入し、石垣-多良間、石垣-波照間の路線への参入を検討している。