沖縄本島全域で30日、空気中に細かいちりやごみなど不純物が漂うことで視界が悪くなる煙霧が確認された。沖縄気象台によると、沖縄地方は大気の動きが少なく、大気中のごみが滞留し、煙霧が発生した。
煙霧は30日午前8時ごろから観測され、那覇市では視界が8キロまで狭まった。本島地方は終日、視界が悪い状況が続いた。
まとまった雨が降った場合、大気中の不純物が流され、煙霧による視界不良は解消される。1日の天気は曇りで風も強くないと予想され、煙霧が続く可能性があるという。
沖縄気象台と微小粒子状物質「PM2・5」を観測している県環境保全課は「煙霧とPM2・5が関連しているかは現時点では分からない」と答えた。