講演、議員面談を予定 稲嶺名護市長15日から訪米


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訪米に向けてガンバロー三唱をする稲嶺進市長(右から2人目)=7日夜、名護市民会館

 【名護】米軍普天間飛行場の辺野古移設反対を広く訴えるため15~24日に訪米する稲嶺進名護市長の米国での日程が大筋で固まった。

17日にニューヨークの教会で開かれる市民向けイベントへ、移設反対の海外識者声明に賛同した米有識者らと共に参加。19日にはワシントンのケイトー研究所で講演する。20日にはワシントンで別の集会に出席を予定するほか、上下両院議員との面談なども調整している。
 ケイトー研究所は保守系シンクタンクとして知られ、同研究所のダグ・バンドー氏は2012年に米国大手経済誌で沖縄からの米軍基地撤退を主張している。
 稲嶺市長は7日夜、後援会主催の訪米激励会に出席し、「(日米両政府という)大きな波に対し、弱い者なりに正々堂々といく。法や条例を前面に出しながら、われわれが正しいということを米国民に訴えたい。そうすれば理解してくれると思う」と意欲を語った。
 激励会では渡具知武明後援会長や玉城デニー生活の党衆院議員が登壇。市長の訪米行動などを支援するとともに、9月の名護市議選で与党多数を維持し、県知事選でも連帯することを確認した。玉城氏は18日に渡米し、稲嶺市長と合流する。